原点は、
本場三河での
みりん造り
「素材」と
「職人の技」が味を決める
明治5年、穏やかな気候風土と自然の恵み豊かな
三河地方で私たちの歴史は始まりました。
創業当初より、自然の恵みを大切に、
厳選したもち米を主原料として使用し、
焼酎も自家製造するなど、
「素材」にこだわり続けてきました。
そして、歴史を重ねるごとに、素材の良さを存分に引き出し、みりんのうまみへと仕上げていく「職人の技」に磨きをかけ、発酵技術を蓄積してきました。
匠たちの技によって、科学技術だけでは決して造り出せない「琥珀色の輝き」と「豊潤でふくよかな味わい」が醸し出された本物の味。
自然と時間と技術の三位一体が織り成す、この地でしか造ることのできない伝統的な三河みりんのおいしさを届け続けてきたことが、私たちの原点です。
料理に一番合う
酒を追求して
酒造りを通して
「人の輪」を広げる
古くは、古事記、日本書紀の時代より
行われてきた愛知県の酒造り。
相生の酒質は「料理に一番合う酒」がテーマです。
調味料であるみりんに加え、 料理酒造りにも
力を注いできた私たちだからこそ、
食事と共にするにふさわしい絶妙な味のバランスを
徹底して追求し続けてきました。
近年では、料理と酒のマリアージュが注目を浴びる中、その嗜好の変化と共に、IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)を始めとした国内外のコンテストで多数の受賞歴があります。
「酒は常に料理とともに」嗜んでほしいとの造り手の想いを込めて、
豊かな食生活や「人の輪」を広げる可能性を持つ清酒造りに取り組んでいます。その先に、国を越えた文化同士の新たな交流や発展が生まれていくことを願っています。
より幅広い
お客様に楽しんで
頂けるように
焼酎、ウイスキー、リキュール
酒造りが秘めるチカラを開く
みりん造りに欠かせなかった良質な焼酎を、
この三河地方の清酒・みりん製造業者へ
広く提供する目的で
私たちの焼酎事業は始まりました。
地場産業の発展に寄与する中で、製造業者への供給という枠を超えて、新しいお酒の楽しみ方を追求し、より幅広いお客様へ提供できるようリキュールなどを手掛けるようになっていきました。
近年では、六次産業として地元農作物の活用や過疎地域の活性化などをテーマに、地域とのつながりを重視した製品づくりを行っています。
2019年には、1949年より続いてきたウイスキー事業において、愛知県三河地区の地ウイスキー蒸留所の復活を実現しました。
社会に生きる一人ひとりの可能性の開花と共に酒造りに取り組む中で、酒そのもののみならず、酒造りという事業が秘めるチカラを最大限に発揮し、新たな価値へと転じていくことを目指していきます。