相生のウイスキー

製造開始は、1949年。
以来、長い歳月を通して
大切にしてきた想いがありました。

私たちのウイスキー事業の歴史を
ご紹介いたします。

 





episode 01

ウイスキーを通して
「世界」を知る.


「ウイスキー」——。それは戦後まもない、当時の閉鎖的な日本にとって、「世界を知る」ための大切な拠り所でした。「世界」への好奇心と志を胸に、私たちがウイスキー製造を開始したのは、1949年のことでした。試行錯誤を繰り返す中で、ノウハウを蓄積させ、自社製造が軌道に乗っていった1953年には、200Lの樽を200本程度貯蔵するに至りました。

 

  

 



episode 02 

自然災害による被害.


しかし、過去2度の自然災害が大きな障壁となりました。同年9月、台風13号の影響で、近隣の堤防決壊により1m以上の浸水被害に遭い、ウイスキー蒸留設備も稼動停止を余儀なくされました。その後、工場復旧と共にウイスキー蒸留所再稼動を目指しましたが、1959年9月に再び、伊勢湾台風が直撃し、東海地区全体が甚大な被害を受けました。

 

 





episode 03

先人の遺志を
受け継いで.


自然災害に加え、ウイスキー消費減退の時代の中では低迷を経験するなど、苦難の連続であった私たちのウイスキー事業は、当時の先人たちが志半ばで断念せざるを得なかった遺志を、次世代が引継ぎ、現代への復活を掲げてきたことで続いてきました。
ブレンデッドウイスキーの製造を今日まで守り抜く中で、私たちの製品に対する評価が少しずつ広がり、近年では国内外からの支援を受け、2019年、ウイスキー製造開始より70年の節目に、自社蒸留所を再稼働する運びとなりました。

 

 

 

 

episode 04

相生のウイスキーが
目指すもの.


私たちは様々な酒類製造のノウハウを活かし、既成概念にとらわれない「にぎやかな発酵文化」を礎とし、個性光る独自の地ウイスキー造りに取り組んでいます。また、SDGsに沿う形での環境にやさしいウイスキー造りを目指し、排出される麦芽粕はその全量を発酵肥料として引き取っていただき、植物の肥料へと加工頂いています。相生のふるさとである愛知県のあらゆる方々と一緒になって、私たちのウイスキーを通じた地域貢献を目指していきたいと考えています。

 


2022年、
弊社は創立150周年を
迎えました。


ウイスキーの製造より幾星霜、
これまで私たちを支援し、
蒸留所復活のために尽力くださった
すべての方々に感謝をこめて、
これからも私たちは、
「皆様と共に、地域と共に」という姿勢を大切に
一歩ずつ歩んでいけたらと思っています。

先人からのたくさんの想いを繋ぎ
守ってきたこの三河でのウイスキー造りを
さらに良いものへ、価値ある事業へと
皆様と一緒に育てていけるよう、
新しい未来を描いていきます。